ゆせいび!

加速器つくります大学院生です

2020-01-06 日記

こんにちは、 YuseiB です。

今日はウェブ上でみた2本の記事についての覚書のようなものです。


フリーランスエンジニアの件

体感ではここ2年くらいでお金稼ぎという軸で物事が語られる割合が増えてきたように感じます。そのなかでフリーランスとしてプログラミングをして、ひとつの職に縛られないで生きるということを推すようなツイートや動画を見るようになりました。私がtwitter上でそういった姿勢でつぶやかれている方をフォローしたりもしています。

上記事は分量は多いですが、引用部分とそのコメントが線引きされていて読みやすいので是非お読みいただきたいと思います。

粗雑に要約してしまうのは申し訳ないのですが、論点としては、

  • 技術の獲得を目的とするエンジニア --- お金を稼ぐための手段としてプログラミングをするフリーランス

の比較をされていたと判断しました。

自分の中の結論としては、それぞれ目指すところや価値観が違うので適度に棲み分けをするしかないなというところです。技術習得を目的に深堀りする生き方もあれば、(仕事として供給量が十分にあることは確かなので)仕事と割り切って出来る技術で受注して空いた時間に他の好きなことをするという生き方もあります。それを比較するのはナンセンスです。

そこで、私がどちらの生き方をしようか、ということを感が増す。幸いにも選ぶことのできる環境にありますので、自分の思うままに、技術の習得をすることを優先したいと思います。

技術の習得のためには向こう数年の収入が(比較的に)小さくなるのは受け入れざるを得ません。そもそも現状だとゼロに近しいところで、出費がある分家計は赤字になります。そのことを念頭におきつつ、基礎技術の習得を優先したいと思います。


理系学部卒について

https://note.com/nossa/n/na6b5912ffd05

この記事は、現在東大理系学部の学部4年の方が9月から就活をはじめ、年内に内定を獲得されたという体験談を書かれたものです。

私にとっても、『理系は院に進むものだ』という価値観は知らず知らずのうちに、それなりに根深く持ってしまいました。私が現在所属する学部学科がそういう環境であることは確かで、この環境がそのバイアスの根本にあると思います。しかし、研究者としての資質(研究への強い動機があるか、研究テーマをもっているか、キャリアを考えているか等々)は個人に依存するところです。そのため、大学院に進むという選択をする際には自分自身の価値観・性質などを重要視する必要があります。

この方は『逆張りオタクの精神』として『大学院よ、落としてくれてありがとう。』と締めくくられていますが、これは現状と自分自身と誠実に向かい合って得られた価値観によるものだと思います。(この書き方をするのは何様だという気持ちになりますが、)その選択を素晴らしいものだと感じました。

はたして私はどう生きましょうか。現在、私の手にある選択肢は(1A)総研大進学でつくばで加速器科学をする、(1B)東大で検出器開発->ハドロン物理実験に進む、(1C)東大のハドロン物理の研究室に所属しながらも伝手を使って加速器科学をする、(2)選択を先延ばしにするべく留年し再度院試を受験するないし就職活動をする、(3)ほか生活の綾をみつける(トレーダーとかYouTuberとか)。(2),(3)は極端な選択肢と感じていますが、選択肢として選ぶことが出来ることは確かなのでリストアップしました。

研究テーマとして加速器科学に魅力を感じていて、研究環境としてつくば(総研大)は優れているように感じています。5年一貫課程 (Ph.D 取得が前提となっている制度)という特性も理解しているつもりです。

それでもまだ結論に到達していないというのは、受け入れ先予定研究室の研究内容・研究室自体に思いがあるのか、『東大』という名前を重要視しているのか、また、修士修了で就職することをかんがえているのかということです。

このことをブログに書くのもどうだかなというところはありますね。あとで編集するかもしれません。